2026年度
雙葉小学校附属幼稚園
田園調布雙葉小学校附属幼稚園 合格

人見知りの強い娘のペースに合わせた環境作り
娘はもともと、1歳半検診をきっかけに発達相談に通ったほど、人見知り・場所見知りがとても強いタイプでした。
それでも附属園に通わせたいという思いがあったため、1歳半頃から幼児教室や英語など、できる範囲で「初めての場所」「初めての先生」「初めてのお友達」に触れる機会を意識して増やしました。
また、友人との集まりなどにも積極的に参加し、家族以外の人がいる場に慣れる経験を積みました。
小さい頃はほとんど一言も話さないこともありましたが、経験を重ねるごとに「ここではこう振る舞う」という理解が早くなっていきました。
その結果、慶楓会にも比較的すぐに馴染むことができ、面接練習でも自分の言葉で受け答えができるようにまで成長いたしました。
家庭の雰囲気を守る「我が家らしい」受験方針
父親は中学までは公立で、高校から受験を経験しました。正直、「幼稚園で受験をする」という世界は、最初かなり衝撃でした。一方で母親は幼稚園から一貫校で育ち、良い友人関係の中で過ごした経験があります。
そのような背景もあり、受験前に最初に行ったのは、「娘にどう育ってほしいか」「受験にどれくらい時間と労力を割くか」について、夫婦で徹底的にすり合わせることでした。
他の合格者の方々の非常にストイックな取り組み(毎朝決まった時間に立つ練習を必ずするなど)を耳にし、自分たちとの意識の差に驚いたことも事実です。
しかし、夫婦で話し合った結果、「受験のためだけに無理をして、温かい家庭の雰囲気が変わってしまうほどにはしない」「他のご家庭のやり方をそのまま真似することはしない」と決断しました。
今の年齢だからこそできる遊びや体験を優先し、子どもに過度な負担はかけない。
その一方で、親の努力が確実にプラスになる「面接」については本気で取り組む。
このバランスを見極め、等身大で向き合えたことが我が家には良かったと思っております。
徹底した体調管理と当日の「魔法の声かけ」
娘は過去に喘息の発作で入院したことがあり、風邪が長引きやすい傾向がありました。
「当日、受けられない」という事態を一番避けたかったため、少しの体調変化でも早めに受診し、直前は予定を絞って感染対策を徹底しました。
また、勝負事に強くこだわるようになった娘の性格を考慮し、本番の朝には「今日はいちばんニコニコできた人が優勝なんだよ。みんなで優勝目指そうね」と声をかけ、家族で“楽しいイベント”として取り組めるよう工夫しました。
こうした工夫は特別なテクニックではなく、日頃から子どもをよく観察し、「何で安心するか」「何で力が出るか」を考え続けた結果だと思っています。
等身大の姿を伝えるための面接対策
志望園が大切にしているキリスト教精神を考えた時、無理に着飾ったり、実際以上に自分たちを大きく見せたりすることは、学校の価値観と合わないのではないかと自問するようになりました。
素晴らしい実績を並べるのではなく、等身大の子育てを誠実な言葉で伝えることを意識しました。 しかし、「ありのまま」を面接で表現するのは想像以上に難しく、最初は想定問答を暗記して臨もうとしました。
ところが、練習を録画して見返すと、暗記に頼るほど表情が固くなり、思いが伝わりにくくなることに気づきました。 そこで本番前の1週間は、夫婦で表情や声のトーンまで率直にフィードバックし合いました。
「正しい答え」だけではなく、言葉に思いが乗る「伝わり方」を整えたことが、本番で自然体に近づく大きな助けとなりました。
親としての在り方を学んだ日々
慶楓会の佐藤先生には、受験のことだけでなく、「子どもとの向き合い方」や「親としての在り方」まで丁寧に教えていただきました。
「子どもに何をさせるか」だけでなく、「親がどう関わるか」「家庭としてどう整えるか」をここまで具体的にご指導いただいたのは初めてであり、心から感謝しております。 受験においては、それぞれのお子様に合う「安心の作り方」が必ずあると思います。
我が家も先生の教えを土台に、家族らしい形を見つけることができました。今後もこの学びを忘れず、家族で大切にしていきたいと思っております。




