【コラム】年少・年中の準備と幼児教室選びのポイント
新年中や新年長を迎えるこの時期、多くの親御様が「どうやってこの1年を過ごし、子どもを育てていけばよいのか」と悩まれていることでしょう。
年少や年中のご家庭にとっては、小学校受験に向けた準備が本格化するこの時期に、どのような方針で進めるべきかが重要です。
今回は、年少・年中での取り組みや準備の要点、慶楓会が提供するサポートの特徴、さらに幼児教室選びのポイントについてご紹介します。
年少・年中の年間スケジュールの確認と見通し
小学校受験に向けて、年少・年中の時期は基礎固めの期間です。ここでの取り組みが、年長時のスムーズな受験準備に直結します。まずは、1年間のスケジュールを確認し、見通しを持つことが大切です。
例えば、年中から新年長(幼児教室では、年中の11月から3月までの約半年間を新年長と呼びます)に進級する際には、授業の内容が急に高度になり、宿題の量も増えるため、親御様のサポートが一層重要となります。
その上、志望校を絞り込むための説明会や学校見学も始まってきますので、気がついた時には親子共に忙しい日々を送ることになります。特に、受験スケジュールは地域や学校によって異なるため、公式な情報や学校のウェブサイトを定期的に確認し、計画的に準備を進めましょう。
また、疑問点は早めに信頼できる幼児教室の講師に相談し、先手を打って行動を開始することも大切です。
情報収集の重要性とアプローチ
小学校受験では、公式の過去問が少ない上に、合否判定基準が公表されることも稀です。そのため、間違いのない情報源からの情報収集が非常に重要となります。
慶楓会では、元私立小学校教諭が講師を務めていることから、入学考査に関わってきた経験、ならびに幼児教室講師として合格者を輩出してきた経験を基に、受験に関する確かな情報や評価ポイントを提供しており、多くの親御様にとって強力なサポートを提供しています。
また、この時期には志望校を絞り込まず、複数の学校を視野に入れることも大切です。本命の学校だけでなく、併願校についても情報を集め、選択肢を広げることで、お子様に最適な環境を見つける可能性が高まります。
学習・生活巧緻性の鍛え方
学習の見通しを立てる際には、ペーパー、運動、絵画・造形、生活巧緻性の4つの分野でのバランスの取れた取り組みが必要です。
ペーパーは日常の経験を通じて、運動は継続的なチャレンジを通じて、お子様の能力を引き出すことが重要です。絵画・造形の活動では、お子様が興味を持っていることを題材にし、自己表現としての作品づくりを進めることで、お子様が意欲を保ちつつ学習に臨む姿勢を身につけることができます。
そして、生活巧緻性は、日常生活の中で親御様が身の回りの自立を図ろうとするお子様の挑戦に積極的に関わり、繰り返し経験を積ませることで自然と身についていきます。例えば、衣服の着脱や掃除など、自分のことを自分でできるようになるためには、まずは親御様が適切な方法を教えた上で、励まし、見守る姿勢が必要です。
またこれらの他に、幅広い経験や異年齢集団での体験などを通じて、お友達や周囲の人と協働して課題に取り組んだり、活動に臨んだりする経験を積むことが大切です。こうした経験・体験により、行動観察の考査で求められるような振る舞いにつながる、非認知能力とも呼ばれる人間性の基盤とも言える力が培われます。
幼児教室選びのポイント
幼児教室の選び方は、小学校受験の成功を左右する重要な要素です。特に気を配るべき点は、指導の専門性、家庭支援の充実度、情報の正確性、教育の価値観といったポイントです。
例えば、慶楓会では、多くの方が志望される名門私立小学校の考査に携わっていた専門家による指導を提供し、宗教教育を含めた価値観や私学の特徴的な文化の伝達も重視しています。また、家庭支援の面でも、親御様のご要望に合わせた個別指導や進路相談を行っており、他の教室とは一線を画すサポート体制が整っています。
なお、多くの人が通っているから大手の幼児教室に行っておけば良いと考えるのは、少し危険です。大手のカリキュラムは平均化された多数の人に向けたものになっていることが多く、月齢差や成長の速度による個人差が著しい幼児期においては、お子様の実態に合っていないものになっている可能性があります。
倍率の高い名門校に実際に合格するのは、10人の中でたった1人、という厳しい実態があるのが小学校受験の現実であり、他の人と同じことをしていても合格は覚束ないと言わざるを得ません。お子様にとって最適なアプローチを親身になって考えてくれる、面倒見が良く信頼できる先生に、いかに早く出会えるかが大切です。
慶楓会の強みと他教室との違い
よくいただくご質問にお答えすると、慶楓会が他の教室と異なる点は、指導の専門性と情報の正確性にあります。
実際の入学者を輩出してきた経験に基づく情報提供は、親御様にとって非常に頼りになる存在です。また、教育の価値観として、将来の成長を見据えた長期的な視点での教育を提供しており、お子様の成長を全人的にサポートしています。
他の教室では、教育を専門に学んだり私立小学校の現場で指導したりした経験を持たない講師が授業を受け持ったり、統計的な情報や経験則のみに頼る平均的な内容の指導しか行われていない場合が多く、教育学的な見地に基づいて行われる見通しを持った指導や個別のニーズに応えることが難しいケースもあります。
一方、慶楓会では、少人数制の個別指導を重視し、受験に向けた実践的な指導、ひいてはそれが私立小学校への入学以降も役立つ、学校教育を基盤にした授業を展開しており、さらには私学で大切にされている価値観をご家庭に懇切丁寧にお伝えしております。
無駄のない受験対策を
小学校受験は、家庭と教室が一体となって取り組む大きなプロジェクトです。お子様の健やかな成長と受験の成功を目指し、日々の生活を大切にしながら、信頼できる幼児教室を選びましょう。
慶楓会では、お子様一人ひとりに寄り添ったサポートを提供し、親御様のご不安を解消するための情報提供と指導を行っております。受験は一朝一夕にはならず、長期的な視点で計画的に進めることが求められます。年少・年中のうちから、無理なく一歩ずつ前進していきましょう。
このコラムを最後までお読みになり、早速行動を開始したい、全ての分野における専門的な対策を始めたいという方は、10月28~30日に実施される「年中・年少体験会」にお越しください。慶楓会の全クラス(総合・絵画・体操)を30分ずつ無料でご体験いただけます。
その他、志望校や考査内容等に関するご相談も随時受け付けますので、まずはお気軽にお問い合わせください。一、二年後、ご家族の努力が実を結びますよう、心よりお祈り申し上げます。
執筆
慶楓会 小学校受験コース 担当講師 吉岡未来
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