2025年度
暁星幼稚園 合格

受験準備において取り組んで良かったこと(子ども)
毎日の生活習慣と睡眠リズムを大切に
最も大切にしていたのは「生活習慣」です。0歳から続けていた夜19時に寝室に入り、読み聞かせをして就寝するという流れは、受験期も変わらず継続していました。
絵本の読み聞かせだけでなく、寝る前には母親が即興で考えた素話を語ることも取り入れ、楽しくお話の記憶の練習をしていました。受験が近づいた終盤には、ページ数の多い挿絵中心の単行本を1章ごと読み聞かせし、一晩で完結しない話を「今日はここまでね」で終えることで、気持ちの切り替えの練習にもなっていたように思います。絵のない長いお話でも、想像しながら集中して聞けるようになりました。
自立を促す日常の習慣づけ
幼稚園生活が始まってからは、朝の朝食作りや制服の洗濯干しなどを息子のお手伝いとし、幼稚園の準備も自分でやらせるようにしていました。その結果、現在まで幼稚園を一度も欠席することなく、毎日元気に楽しく通っております。
幼稚園やお教室は親の都合で休むものではないという意識を、息子に自然に根付かせられたと感じています。またそれぞれの集団行動を楽しみながら毎日過ごせたことが心の成長に繋がったと感じています。
ペーパー練習と集中力の育成
暁星幼稚園は子どもの考査の比重が高いと聞いていたため、4月頃から毎朝机に向かう習慣をつけました。最初は10分、次第に15分、20分、30分と時間を伸ばしながら取り組みました。
内容は慶楓会でいただいたプリントをコピーして使用し、新しい教材は購入していません。園別クラスでは佐藤先生の指導を受けていたので、家庭では復習に集中するだけで済み、本人も楽しんでペーパーに取り組めていたようです。
30分のペーパー後、集中が切れそうな時は10分ほど積み木やパターンブロックを取り入れていました。遊びながら取り組むうちに、苦手意識が薄れ、本番でも自信を持って臨めたように感じます。
好奇心を伸ばす「調べ学習」
わからないことは親がすぐに教えるのではなく、図鑑で一緒に調べることを習慣にしました。季節の花、野菜、果物、昆虫の生態などにも詳しくなり、図鑑を通じて「知ることの楽しさ」を感じるようになったと思います。特に父親がよく一緒に読んでくれました。
父子キャンプや登山で育まれた自信と意欲
昨年6月には、慶楓会の子キャンプに父子で参加しました。母から離れ、父親やお友達と協力する経験が、息子にとって大きな成長の機会になりましたし、父親自身が息子の今を理解し、面接準備に役立てることができたと思います。
また夏から秋にかけて、家族で登山にも挑戦しました。時には休憩を挟みながら合計4時間半かかる山に挑戦することもありました。足のかけ方、危険を回避する判断を自分で考えさせることで、「最後まで諦めない気持ち」を育む大切な経験になり、さらには子どものモチベーションを保つにはどのような声かけが効果的なのかを両親共に学ぶことができました。図鑑でしか見たことのない生き物や自然の中での発見も、息子のやる気の源になったようです。
受験準備において取り組んで良かったこと(両親)
母親の関わり:生活習慣と前向きな声かけを大切に
母親としては、生活習慣を乱さないことを最優先とし、息子がいつも楽しく前向きに取り組めるような声かけを意識していました。
試験では「初めての場所・初めての大人や友達との関わり」が求められます。そのため、どんな時でも相手の目を見て挨拶したり、自分から積極的にお友達と関わったりできるように、初めての場所でも楽しめる「わくわくする声かけ」を続けていました。
父親の関わり:限られた時間の中でできることを
父親は仕事が忙しく、一日中一緒に過ごすことは難しかったのですが、試験の2ヶ月前からは休みを調整し、家族の時間を増やしてもらいました。
仕事の日は、朝のペーパー練習を見たり、夜のお風呂や寝かしつけの読み聞かせを担当してもらいました。
特に読み聞かせは、面接で「好きな本」を父親に質問された際、普段の関わりが生きたと感じています。
家族で育む教育方針の一致
面接でよく聞かれる「どのような人間に育ってほしいか」という問いに対して、我が家では一昨年の3年保育時から、相手の立場に立って物事を考えられ、ありがとう・ごめんなさいを素直に伝えられることと夫婦で方針を一致させていました。
そのためにも、私たち夫婦自身が日常で「ありがとう」「ごめんなさい」を丁寧に伝え合う姿勢を意識し、思いやりの気持ちを持ち続けることを意識しました。
父親への具体的なお願いの工夫
父親との関わりが少ないと感じた時は、遠回しにではなく、「次のお休みは公園に行きたいな」「苦手なペーパーがあるから手伝ってほしい」など、具体的にお願いするようにしました。
また、時には佐藤先生のお名前を借りて「先生が試験2ヶ月前からお仕事セーブしてっておっしゃってたわよ」と伝えると、主人も「確かにそうだな」と即答してくれていました。些細なことでも言葉にして伝え合い、家族が穏やかに仲良く過ごすことが、息子の心の安定に繋がったのではないかと思っています。
面接練習は“納得いくまで”家族全員で
佐藤先生の面接練習には、家族全員で何度も参加し、どんな質問にも完璧に答えられるレベルまで仕上げるようにしました。それが私たちの自信となり、心の余裕にも繋がります。
不安な気持ちは子どもに影響するため、親がやれることはすべてやったと思える準備が必要だと実感しています。佐藤先生のサポートのおかげで本番は無事、自信を持ってお答えすることができました。
佐藤先生との出会いと慶楓会の2年間
最後になりましたが、佐藤先生をはじめ慶楓会の先生方には、2年間本当に言葉にできないほどのご指導と支えをいただきました。不安なとき、佐藤先生のお言葉にどれだけ救われたことか…感謝してもしきれません。
2年間の受験生活を乗り越え、今回も前回も第一志望園に合格することができたのは、佐藤先生との出会いがあったからだと、夫婦ともに心から感じております。
母親としての準備は早い方がいい
受験対策は「早いに越したことはない」と感じています。
それは子どもに早くから知育をさせるという意味ではなく、母親としての準備期間が長いほどよいという意味です。
慶楓会では、どのように子どもと関わるべきかを具体的に教えてくださいます。
2歳という幼い時期から、家族一丸で向き合い、困難を乗り越えた先には、受験の枠を超えた「子どもの根幹の成長」があると信じています。どんなときも佐藤先生が伴走してくださいますので、安心して最後まで駆け抜けてください。
皆様の志望園合格を、心よりお祈り申し上げます。