【コラム】合格するご両親様像
新しい年
新年おめでとうございます。
皆さまにおかれましては穏やかな一年の門出を心から祝福申し上げます。
昨年は新年早々に天災のニュースが飛び込んで参りました。娘と私の受洗の際に大変お世話になりました神父様が当時金沢教区にいらっしゃったこともあり、昨年は娘と2度ほど金沢に足を運ばせてもらいました。
被害が酷かった能登教会には伺うことが叶いませんでしたが、幸いにも金沢教会、また隣接する幼稚園の小さなお友達には比較的被害が少なく、小さなお友達の変わらぬ笑顔と日常から、今ここに「いる」こと、今ここに「ある」ことの尊さを思い出させて頂きました。伺った私どもの方が多くの喜びと励ましを頂戴したことを鮮明に記憶しております。
私自身は一人娘で、我が儘いっぱいの幼少時代でしたが「足るを知る」我慢の大切さを教え導いてくれたのは私の母でした。
日常では認知も少しずつ進み、良い思い出より厳しかった母の思い出ばかりが甦ることもありますが、どんな時にでも、我慢をすることが分かち合うことに繋がることを教え導いてくれたのは母でした。
母への感謝を改めて思い出させてくれたのは金沢の小さなお友達でした。神様に一番近い人たちです。
合格するご両親
一番は、我が子を冷静にみることができる。他者の視点を素直に受け入れることが出来る。ここに尽きると感じます。
我が子が可愛いのは当然であります。難しいのは、課題を指摘された時の受け止め方です。
「今日は体調が悪い」
「空調が暑い、寒い」
「出掛けにトラブルがあった」
「父親が最近忙しくて遊べていない」
「話して言い聞かせればできる」
大変酷な言い方になりますが、出来ない理由探しを始めればきりがありません。理由探しを始めた瞬間に暗雲が立ち込めると言っても過言ではないと私は感じています。
アクシデントは付き物です。アクシデントに囚われない強さを身に付けたいものです。
二番目は、噂に惑わされない。
噂も色々あります。縁故、関係者でなければ合格はとれない。一番よく聞きます。
情報は大切なツールではありますが、賢く取捨選択をすることが大前提です。「知らぬが仏」と言う諺にもありますように、適度な無知は案外煩わしくないものと私は考えています。
ここ一番の困り事は是非信頼のおける先生に聞いて下さい。その道のエキスパートは信頼のおける教室の先生です。
三番目は、礼儀正しく、ご挨拶など一般常識のレベルが高いことが求められます。
①立ち止まってご挨拶をしていますか。
②入室時には脱帽、コートは手に持っていらっしゃいますか。
③期日を守る、規則通りに行動出来ていますか。
④お教室でも届け出など、会則通りに出来ていますか。
⑤持ち物、記名、お子様が自分で分かりやすく準備出来ていますか。
全て一般常識のレベルです。いつでも、どこでも、誰とでも、変わらぬ日常が求められる保護者像です。
「当たり前のことが当たり前に出来ていれば、何の心配も準備もいりません」幼稚園受験説明会でよく聞くフレーズです。全ては入園前のお教室通いから始まっています。
四番目は、幼稚園受験のお試験の合否は知育もさることながらお子様の社会性が合否の分かれ目であるということを認識しているかにつきます。
慶楓会では9割の生徒様が総合クラスを受講しております。名門3保と併せて4時間のクラスに「長いから集中力が持たない」、「昼寝がある」など様々なご心配事は尽きません。
しかしながら、育ちの育みの時間こそが、慶楓会が誇る合格実績に直結していると私は確信しております。異年齢縦割りのクラスの中で、自身の小さな我慢からお友達との分かち合いの喜びに繋がる経験を実践形式で学ぶことができる唯一無二のクラスです。
最後は、「素直さ」です。
先日朝日新聞の声の社説欄に、社会人1年目に必要なことは?と題して以下の文がありました。
社会人1年目にとって必要なことは何だろうか。忍耐力?体力?コミュニケーション能力?・・・・・・・・やはり「素直さ」が大切なのだ。アドバイスを素直に受け取り、行動を変えようとすることが信頼に繋がると信じて、2年目も頑張りたい。
朝日新聞社説より一部抜粋
幼稚園受験を目指されるご両親様は学歴、職歴共に大変ご立派なご家庭が多いです。しかしながら、受験を目指す親としては1年目、保護者としては数年目の「小さき者である」と認識することは大事な心得です。
どんな時も素直に学び、受け止め、共に励んで参りたいと年頭にあたりここに誓います。
幼稚園受験主任講師 佐藤浩子
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