【コラム】-幼稚園別 合格者の実態に迫る- 東洋英和幼稚園に受かる子(2025年最新版)

本記事では、多数の合格者を輩出してきた慶楓会で大切にしている指導の具体的内容をお伝えしつつ、昨年みごと合格された方々のご様子もご紹介しながら、今年度以降の受験生にとって有益な、最新の情報をお伝えいたします。

もくじ

春風

3月初旬、東京では珍しい雪が降りました。

早速に子どもたちから「雪触ったの」「雪だるま作ったよ」と、元気一杯な声をかけてもらいました。交通遅延、底冷えの寒さなど、雪を愛でる余裕もない我が身の器量に恥じ入ると共に、「教え、教えられ」「磨き、磨かれ」、人と人が織り成す色彩の豊かさは、気づこうとさえすれば常に自身の手中にあり、子どもたちから寒さをも吹き飛ばす早春の風を感じる出来事となりました。

春期講習保護者セミナーでは幼稚園受験に求められるご家庭力の育み、合格するご家庭像、合格者の願書を紐解きながら具体的な用品準備についてお話をさせて頂きました。

翌日は、1月に引き続き5組の卒業生ご家庭に登壇頂き合格体験談を賜りました。

早生まれゆえの甘えや幼さをご両親様が言い訳にせず、時に厳しくぶれずに導いたことにより、母子分離時の感情のままに泣くから、目に涙をためつつも「行ってまいります」とご挨拶するほどにご成長され、見事2保合格を飾られたご家庭。

姉妹の受験ならではのプレッシャーを全てご両親様で受け止め、関係者と言う背景に甘んじることなくお姉さまの時以上の確固たる歩みのなか、お子様は最後までお子様らしさを失わずに見事合格されたご家庭。

ご紹介者もなく、早生まれのお子様ゆえの準備の厳しさを、持ち前の明るさと、楽しく取り組むことに多くの工夫を重ねられ、家族一丸となり合格への道を歩かれたご家庭。

高月齢だからこその自我のご成長のなか、時に思うようにゆかない出来事を静かに諭し、聖母像のように耐え抜いた先に、大きな喜びに満たされたご家庭。

初めてに過敏な反応があるのは年齢的には当然なことではありますが、どんなに困難な場合でもありのままのお子様を受け止め、周囲に謙虚であり続けるご両親様の姿を通して、本来の活発なお子様の本質が磨き現れ、第一志望園一園のみ受験し大輪を咲かせたご家庭。

楽な道はどのご家庭にもなく、多くの苦難を乗り越えたからこその感動と喜びに満ち溢れ、お子様が自ら育つ奇跡のご成長を垣間見ることが出来ます。「かわいそう」「無理をさせたくない」「そこまでやる必要はない」幼稚園受験を目指すご家庭から時おり見聞きする言葉です。

毎週の授業、毎月の講習、セミナーを取りこぼすことなく受講し続ける地道な継続こそがぶれないご家庭力の礎をつくり、合格というゴールにたどり着くただ一つの道と断言できます。

東洋英和幼稚園の学院標語

「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。隣人を自分のように愛しなさい」マルコによる福音書 12章30節、31節

上記は学院標語である「敬神奉仕」の基となっている聖句です。

神を敬い、人を愛する精神は140年以上の歴史を紡ぐ学院に脈々と伝統を継承するミッションとして受け継がれ、こどもたちは遊びを通して、万物の生命の営みの中で、自然遊びの中で、天からの恵みをうけ愛されているからこそ、人、自然、ものを愛する心が育まれていくのだと感じます。

神さまは私たちにそれぞれの役割をくださいました。自分と違う考えに出会いに戸惑いながらたくさんの感情を動かし、互いの思いに気が付く経験を積みかさねていきます。

東洋英和幼稚園志望の保護者様とのご面談より

保護者様から「わが娘は大変活発なので自由遊びの園が向いていると感じている」または「保育園育ちなので男女関係なく自由に遊ぶことが得意である」「子どもは面接、考査がないのでチャレンジしてみたい」などと話されるご家庭が実に多くあります。東洋英和幼稚園と並ぶ憧れのプロテスタント園の青山学院幼稚園も然りです。保護者様が「子どもはただ遊ぶだけなので」自由遊びだけの考査ゆえに受験準備がいらないと大きな勘違いをされていないかと危惧しております。

私たち幼児教室の講師は自由遊びほどお子様の素の部分があらわれ、ご家庭の日常が透けて見える怖さを感じています。また東洋英和幼稚園を目指されるご家庭に具体的な普段のご様子を伺うと、「子ども時代はのびのびと遊ばせたい」「子どもの主体性を大事に無理はさせたくない。」「型にはめたくない」などとお話をなさるご家庭が大半です。

六本木という都心にありながら、大木に囲まれ緑豊かな木々のにおい、素朴な木のぬくもり溢れる園舎、お道具類は、保護者様のなかには望郷の思いを感じ自分が育ってきた環境そのものとお話される方もいらっしゃいます。

勿論、キリスト教理念に基づきどのような小さな者、弱き者にも門を開き、受け入れる共感性、自由性もあると思います。しかしながら、脈々と受け継がれてきた目には見えない伝統の重み、神さまとの対話、祈りを通して自主性、協調性、神秘性を子どもたちは人格の深い部分で学んでいることを決して忘れてはいけないと感じます。

東洋英和幼稚園に受かる子ども像

「男女関係なく伸びやかによく遊べる子」「物おじしない子」「遊びを自ら見つけられる子」東洋英和幼稚園に合格する子ども像を話すときによく言われるフレーズです。

確かに間違いではないと感じます。東洋英和幼稚園には男児も少人数ではありますが在籍しており、遊びは自由に展開し、お砂場に限らず好きなところに子どもたちの感性の赴くままに穴を掘ってもよいと聞いたことがあります。毎日外で泥だらけになるほど遊びを楽しめる幼稚園ですので、上記の子ども像になるのだと思います。

慶楓会でも昨年度5名のお友達が合格を頂いておりますが、全員が上記の子ども像に当てはまるかと問われれば少なからず答えに窮する感じもあります。お外遊びが大好きで虫やカエルを飼育しているお子様もいれば、お友達が大好きだけど自分から声をかけられず恥ずかしそうにでも嬉しそうにお友達のそばで遊ぶお子様、パズル、積み木に抜群な集中力を発揮して遊ぶお子様、動物が大好きでいつも動物の真似をしているお子様など、個性豊かなカラフルな子どもたちです。

では共通項は、と思いめぐらせてみますと、「自分が楽しいこと嬉しいことはお友達も楽しく嬉しいこと」この根底の部分が全員にあり、自由遊びのなかでも間違った遊びかたのお友達に「こうしてみようよ」「順番だよ」と声をかけるものの、相手を責める様子は全くなく、正義感はあれど、自分と違っていても良いという多様性があり、自然と互いの違いを受け入れている様子が感じられます。

東洋英和幼稚園合格に向けた、慶楓会での指導

慶楓会では、各幼稚園に特化した園別講習があります。東洋英和幼稚園向けには、難関3保クラスにて、母子遊び、お子様集団、知育の底上げを致します。

東洋英和幼稚園はお子様の知育個別テストがないからと言って、知育が出来ないお子様はまず合格しません。母子自由遊びに入る前の絵本の読み聞かせでは、登場人物、内容の質疑応答があり、集中して聞く力、理解する力が必然と遊びの中から求められています。その年齢に相応しい知識力はテストされていると言っても過言ではありません。

またお母様が見ている時にいつも通りに遊ぶことが出来るのか母子の愛着関係を問う遊びの設定、どのような声掛けが保護者として求められているのか、実戦形式で積み重ねていきます。

また、慶楓会の強みとして、縦割り総合クラスではお子様の自主性、創造性、自分のことは自分で最後まで責任を持つことを、自由遊びやお仕事の中から学び経験値を高めていきます。

たとえ正しいことをしていても、時に相手に通じない時もあり、気持ちの切り替えや小さな我慢の積み重ね、子どもたちのその年齢に相応しい行動軸の育みを目指し、少人数のきめ細やかな環境の中で自ら考え行動にうつせるお子様を確実に育ててまいります。

執筆
慶楓会幼稚園受験主任講師 佐藤浩子

今回のコラムでは、「東洋英和幼稚園に受かる子」をテーマとして、求められるお姿をお知らせさせていただきました。実際の授業では、ここでは書き尽くすことができないさらに細やかな点に踏み込み、保護者の皆様にお伝えを行わせていただいております。

本コラムをお読みくださった皆様にも、是非とも一度、実際の授業をご体験いただきたく、体験授業をお申し込みいただけますと幸いに存じます。なお、LINEのお友達登録を行っていただくことで、「体験授業無料」をはじめとした様々な特典をご用意しておりますので、ぜひとも公式LINEのご登録をお願いいたします。

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