Tさんの合格体験談

2025年度

東洋英和幼稚園 合格

子どもの育ちのために取り組んで良かったこと(お母さま)

睡眠・生活リズム整える

娘は環境の変化や空腹・眠気に敏感で、癇癪を起こしやすい傾向がありました。そのため、早寝早起き(19時就寝・5時起床)と規則正しい食事を徹底し、体調を整えることに注力しました。

また、体力づくりとして、日々の移動では徒歩を基本とし、電車やバスの利用時も階段を使うなど、意識的に身体を動かす習慣をつけていました。

自然とのふれあいと命への感謝

志望園が「自然や生き物との共存」を大切にしていたため、毎日の外遊びを重視しました。草花や虫の観察、水や泥遊び、季節の移ろいを体感する時間を大切にし、感性を育みました。

家庭では娘の好きなトマトの栽培、釣り、動物への餌やりなどを通じて命をいただくことへの感謝の気持ちも育んでいきました。また、毎晩寝る前に「その日感謝したことを3つ挙げる」習慣をつけ、前向きな気持ちを言葉にする練習を重ねました。

安心感を育む受験準備

新しい環境への不安が強い娘のために、受験準備の初期から「本番を想定した環境作り」を意識しました。

私自身が紺色の服を日常的に着用し、髪型やメイクも変えず、娘に安心感を与えるよう工夫しました。服や靴も本番用を事前に何度も試着し、慣れさせておくことに重点を置きました。さらに、志望園まで実際に娘と歩いて確認をしたことで、不安の軽減に繋がりました。

2024年2月に開催された「こどもの広場」というイベントにも参加し、志望園に親しみを持たせる良い機会となりました。

直前期には、面接の時間に合わせて昼寝の時間を調整し、生活リズムを本番に近づけていきました。また、朝食は必ず食べるものだけを提供するなど、細部まで準備を行いました。

取り組んでおけば良かったこと

唯一やっておけばよかったこととしては、「本番用の靴下を事前に試す」ことです。新品の靴下がわずかに厚く、靴がきつくなり、当日に急遽履き替えることになったため、あらゆる細かな点にも事前の確認が必要であると実感しました。

親の取り組みとして良かったこと(お母さま)

志望園への理解を深める取り組み

受験前の1年間で、2回の幼稚園説明会に参加し、楓アプリで学院報を読破しました。また、チャリティ・オルガンコンサートや慶楓会での講演にも積極的に参加することで、学院の理念への理解を深めることができました。
「隣人を自分のように愛する」という志望園の精神は、受験だけでなく日々の生活にも良い影響を与えたと感じています。

肯定的な声かけで娘の自信を育む

娘は繊細な性格のため、できなかったことに目を向けるよりも、「できたこと」に焦点を当てるよう心がけてきました。肯定的な声かけを繰り返すことで、娘に安心感と自己肯定感を育むことができ、楽しく受験を乗り越えられたと感じています。

慶楓会への参加とご指導の活用

慶楓会に入会し、礼儀正しく思いやりのあるお子様たちとの時間を過ごせたことは、大きな財産となりました。佐藤先生の「こどもの成長を信じて待つ」という言葉は、本番までずっと私の支えとなっていました。

通室は体調管理を徹底して休まず出席。娘のモチベーションが上がらないときは、「ロディちゃんのお家に遊びにいく」感覚で気持ちを高めていました。入会当初は泣いて通えなかった娘も、最後は「なんだか楽しい」と感じられるようになり、先生方やお友達のおかげだと心から感謝しています。

願書と面接の徹底準備

佐藤先生の願書添削・面接指導を受け、オリジナルの回答を作り上げることができました。
面接練習は4回実施し、ビデオで振り返りながら問答内容を言語化して練習しました。また、娘の不安やトラブルにもすぐ対応できるよう、ハンカチやお菓子、目薬などを常にポーチに入れて持ち歩く習慣も役立ちました。

慶楓会での学びや講習について (お母さま)

講習での体験と学び

慶楓会で過ごした日々は、家族にとって一生の財産です。
夏期講習・直前講習では本番さながらの緊張感の中で実践練習ができ、夏休み行動観察講習では白玉団子作りや自宅ではできない制作体験など、楽しい学びが詰まっていました。娘も目を輝かせて取り組んでいました。

充実した保護者向け講習

「美しい願書の書き方講座」では、藤岡先生がペンの太さや文字の配置まで丁寧に指導してくださり、願書記入の自信につながりました。さらに、藤岡先生が願書にお子様の名前を書いてくださった見本を配布してくださり、何度も練習することができました。

また、毎週月曜の「お手紙の書き方講座」にも受験後も継続して参加。手紙のマナーや連絡帳の書き方まで丁寧に指導いただけたのは貴重な学びでした。

子どもの育ちのために取り組んで良かったこと(お父さま)

規則正しい生活を心がけ、休日には一緒に外遊びを楽しみ、自然や生き物との共存を感じるようにしていました。
平日は仕事のため、娘と過ごす時間が短くなりがちでしたので、妻から娘の様子を聞き、我が家らしいエピソードを共有しておりました。

また、食べ物への感謝の心を育むため、自宅ではトマトを栽培したほか、娘と共に魚を選び、魚を捌いて食卓に出す過程を一緒に行っておりました。妻が魚を捌くのが苦手なので、私にしかできない役割として、娘に命をいただくことへの感謝の気持ちを共有できたのは良かったことの一つであると感じております。

親の取り組みとして良かったこと(お父さま)

慶楓会の父親向け講習への参加

講習に参加するまでは幼稚園受験について漠然としか考えておらず、父親としてどのような心構えや準備が必要であるか、子供とどのように接するべきかが不透明でした。父親講習で佐藤先生から具体的にご指導いただき、父親として妻・子供を最大限にサポートすることが大切であることを学び、子供との接し方を見直すことができました。

徹底した面接練習

最初は面接自体に慣れておらず戸惑いもあり、質問された内容にうまく答えられず、また内容も伴っておりませんでした。繰り返し行っていただくことで本番には緊張せず取り組むことができました。また、佐藤先生が一緒に面接の回答案について指導してくださったおかげで、我が家オリジナルのものを作り込めたため、面接当日は自信を持って臨むことができました。

授業の講評を聞く

自分も数回程度ですが、講評を聞かせていただき、子どもの頑張りを実感することができ、子どもが頑張っているのだから自分も精一杯受験に向けて頑張ろうというモチベーションにつながりました。最後まで共に走り抜いてくださった佐藤先生、並びに慶楓会の諸先生方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


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