S さんの合格体験談

2023年度

慶應義塾横浜初等部 合格

当たり前の生活を大切に

我が家では、慶楓会で大切にしている価値感や考え方を前提とした上で、毎日の本の読み聞かせや、早寝早起き、よく遊びよく眠る、よく話すといった「幼稚園児として当たり前の生活習慣を大切にすること」を心掛けていました。

朝と夕食後のペーパー学習では、市販の問題集なども取り入れながら、受験用の機械的な詰め込み学習ではなく、また闇雲に高いレベルを目指すのでもなく、月齢相当の認知能力を把握し、それを少し上回るくらいのレベルを目指しました。

また、普段から物事への関心を持たせることを大切にし、子どもが気になったことは一緒にとことん調べることを心掛けていました。

精神的な成長に寄与した屋外体験

慶楓会では、キャンプをしたり稲刈り体験をしたり、八丈島に行くこともありましたが、こうした経験は、娘の精神的な成長や社会化に大きく寄与したと思っています。

実際の試験でも、その時のエピソードを話すことがあり、娘にとってもさまざまな学びの場となったようです。

親自身も見つめ直す

保護者課題は、我々親自身を見つめ直す機会にもなり、普段からさまざまな事柄や物事の理由や原因を質問したり、一緒に考えたりすることを積極的に行っていました。

例えば、「シートベルトは自分の身体を守るためにあるのに、公共の乗り物には無い。でも遠足で乗る高速バスにはあるのはなぜか」といった娘の問いに対し、「では、公共バスにシートベルトがあればどういった影響が出るか。どういった事態が生ずるか」といったような議論のやりとりをしました。

こういったやり取りは少し特殊に感じられる面もありますが、娘がご縁をいただいた慶應義塾横浜初等部の試験対策には、特に合っているのではないかと個人的には感じています。

多くの助けに支えられて

小学校受験では基準がはっきりしないこともあり、「何が失敗で何が成功だったか」という事が非常に分かりづらいと思いますが、夫婦共働きで時間に余裕がない中でも、慶楓会の先生方や多くの皆さんに助けていただきながら、できる限り最大限のことを実践できたと感じています。

また、娘自身も集中力を切らさず、最後まで粘り強く頑張ったと思います。

子どもを子ども扱いせず、自分で決めたことに責任を持たせる、というあり方を普段から大切にしていましたが、受験の準備の段階からも、そういったあり方が意識されることが重要ではないかと感じています。

もくじ