2023年度
白百合学園幼稚園 合格
アドバイスはほぼすべて取り組む
3年保育受験の時は、大手の塾と個人の塾に通っていましたが、2次試験に通らず、ご縁をいただけませんでした。友人からご紹介をいただいて慶楓会に入りましたが、季節講習会や単発の講習などは可能な限りすべて参加しました。先生方が講評でアドバイスしていただいたことに対しては、ほぼすべて取り組んだと思います。
家庭内では、日々のお手伝いや生き物のお世話、自立に向けての支援など、3年保育受験からの取り組みを継続して行なっていました。試験当日に娘が「わからない、やったことがない、見たことがない」ということがないように、そういった要素を日常生活を通じてひとつひとつ消していく作業を、丁寧に行っていきました。
まずは体力づくりが大切
先生からは「耐える心、ぶれない軸を作るためには、まずは体力づくりが一番大切」とのアドバイスをいただいたので、家族三人で毎朝15〜20分ほど外遊びをしたり、夏は毎朝のラジオ体操を日課にしていました。
また、多くの子どもたちの中で関わる心を育てたかったので、夏休みの1ヶ月だけ慶楓会の縦割りの総合クラスを受講しました。
縦割りの総合クラスでは、子どもたちの中で娘なりの役割や社会性を身に付けることができたと思います。有栖川公園では、川遊びや虫取りなど、自然の中で思いっきり遊ぶことを大切にして、室内で過ごす時間と外で思いっきり発散する時間を、バランスよく取れるよう心掛けました。
夏は真っ黒になるまで外で過ごし、二学期が始まる頃には先生にも「軸がしっかりして来た、一皮剥けたね」と言っていただけました。
体力が付いていくのと同時に、少しずつではありましたが、娘の「苦手なことに挑戦しよう、頑張ろう」という心の強さを感じる事ができたように思います。「日々の積み重ねに勝るものはないんだなぁ」と実感しました。
親子関係を大切に
3年保育受験の時は、直前になればなるほど焦り、他の子と比べるなどして余裕がなくなり、親子関係が駄目になるという経験をしました。娘にすごく申し訳ないことをしたと思いましたし、自分自身も後悔していました。
そのため、夏以降は「教室でできていなくても日常の生活でできていれば良しとしよう」と、家族はあまり完璧を求めないよう気を付けていました。スケジュール的には、試験の1ヶ月前をゴールとして、この頃までにある程度子どものことは準備を済ませ、残りの1ヶ月は親子で笑顔を大切にしつつ楽しく過ごす時間と決め、とにかく母親と子どもの良い親子関係を築く、ということを大切に過ごしていました。
願書・面接対策について
慶楓会での想定問答集づくりは願書・面接の対策に非常に役立ったと思います。毎回悩みながらの提出でしたが、その時間で夫婦の価値観や思いを新たに知ったり、深めたりすることができました。本番の願書作成にも比較的スムーズに取り組むことができたと思います。
願書と面接のどちらにも通じる事ですが、先生方からのご指導で両親自身の過去を掘り下げ、それを教育方針や志望理由に繋げることの大切さを感じました。そのご指導があったからこそ、我が家でしか作り上げる事ができないオンリーワンの願書と面接の回答になり、本番への自信にも繋がったと思います。
大切な幼児期の出会い
先生方はいつも両親以上に娘の味方でいてくださり、両親が足りないなと思う娘の部分にもきちんと光を当て、魅力として引き出してくださいました。娘らしさを失わないよう、伸びやかにご指導いただいたことに大変感謝しております。
授業では、楽しむことを大事にしながらも程よい緊張感があり、娘の中でも萎縮ではなく自ら喜びながらもちゃんとするという気持ちの切り替えができるようになり、日々の授業の賜物だと感謝しております。
当時は育児・家事・幼稚園・習い事と、本当にやる事が多く、精神的にも体力的にも大変でしたが、先生の豊富なご経験から紡ぎ出されるお言葉やエピソードには説得力があり、合否に関係なく幼児期の大切な時期に先生に出会えたことは財産になったと思っています。
伝統校は入ってからも大変と聞きますが、その覚悟や土台を築いていただいた慶楓会の日々には、本当に感謝しかありません。