M さんの合格体験談

2023年度

東洋英和幼稚園 合格

一から学んだお受験

我が家は両親共に関西出身で、今回は一からお受験というものをよく学ばせていただきました。慶楓会さんを存じ上げたのも4月頃で、全てが遅れて始まった受験生活でした。

元々受験をしようと考えてはいましたが、周りの親御さんの様子を見て、おそらく9月頃には一番先に母親である自分のメンタルが駄目になるのではないかと思い、全ての準備を夏までに終わらせ、あとは全ての時間を娘にかけようと考えました。

ですので、順番としては逆にはなりますが、親のスーツや娘の服などの準備や雑務は、春までには終わらせていました。

結局は「親がどれだけ子に向き合えるか」

子どもの可能性というものは秘められたものがたくさんあると思いますが、お受験という期間での子どもの成長というものは、ある程度限られているものだと思っていたので、結局は「親がどれだけ子に向き合えるか」ということを考えました。

また、夫はとても忙しいので、母親である自分が家族を含め「どれだけトータルプロデュースできるか」という点に目を向けていました。

そこで、実際に自分で学校を見に行ったり、慶楓会の先生からプロテスタントの教えを学んだり、色々調べていく中で、各キリスト教系学校のお母様の雰囲気というものがなんとなく見えてくるような気がしました。

どういう風に子どもを方向づけていけばいいか、自分がどういう雰囲気になっていったらいいか、ということを考えながら、娘との時間をどういう風に取っていくのかということを常に考えていました。

娘の特性を大事に伸ばしてくれる幼稚園はどこか

娘は早生まれでしたが本当に体力があり、まだ2歳になる前からお昼寝もせずに、朝とお昼過ぎには必ず公園に行って走り回っていました。

走ることが本当に大好きだったので、知育というより、そういった娘の特性を大事に伸ばしてくれる幼稚園はどこか、と探したときに東洋英和幼稚園にたどり着きました。

一人で何かをする喜び

6月くらいに自分の体調含め、色々なことが重なり「これは一人では駄目だ」と感じて先生にご相談しました。そこで、週二回の縦割り授業に娘を参加させることになりました。それまで「モンテッソーリ教育」(子どもには自分を育てる力が備わっている、という「自己教育力」の存在を教育の前提とする考え)というものを全く知りませんでしたが、娘は参加して2〜3ヶ月くらいから、挨拶など「一人で何かをする喜び」を自分で見出すようになっていきました。こんなにも入る教室で成長の度合いが変わってくるのか、それがいかに子の成長に関わっているのか、ということを目の当たりにしました。

愛情を持って叱る

「叱らない教育」などと昨今言われることもありますが、慶楓会の先生方はちゃんと愛情を持って叱ってくださるので、娘は躾の面でも成長したと感じています。

親が何度言っても靴を揃えられませんでしたが、先生の言葉がけひとつで、すぐに揃えられるようになったことには大変驚きました。

面接練習・願書について

面接練習では自分自身涙したこともありましたが、特に夫は練習の度に変わっていき、父親としてものすごく成長しました。この先、夫に父親としての厳しさをちゃんと伝えてくれる先生はいないだろうと思います。普段人前で話すことが少ない親御さんは、できるだけ何回も練習されると良いと思います。

願書は、4月くらいからある程度言葉を考えながら下書きを何度もしていましたが、半年のうちに子どもも日々アップデートされて変わっていくので大変でした。上手に言葉が出てこない時には、先生から言葉の選び方のアドバイスを受け、最終的には100%頑張ってオリジナルなものを作ることができたと思います。

親になるということ、お受験をする家庭ならではの謙虚さ

先生方と両親の連携にも、この教室ならではのきめの細やかさがあり、追い込まれることもありましたが、今振り返ると「大変だったけど自分は何をしたのだろうか」と思うくらいでもあります。

娘は幼すぎると感じていましたが、最後は腹を括って「駄目でも仕方ない」と思えるくらい頑張って取り組むことができたと思います。
親になるということ、お受験をする家庭ならではの謙虚さなどを、先生方に学ばせていただいたと痛感しています。

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