N さんの合格体験談

2023年度

白百合学園幼稚園
東洋英和幼稚園
 合格

情報がないところからのスタート

私と夫は受験の経験がなく、全く情報がないところからのスタートでした。

私自身、まわりに幼稚園受験を経験した友人も多く、そういった友人や最近幼稚園受験をされた方からお話を聞いたりするなどして、受験の約1年半前から準備を始めました。その中で慶楓会という素晴らしい塾があるとお伺いし、お世話になることになりました。

海外駐在中の夫との連携

夫は子供が生まれる前から海外駐在をしており、娘が生まれてから一度も一緒に暮らしたことがなく、受験の面接の際に普段の娘の様子を答えられるのか不安がありました。そのため、日々の娘の様子をビデオ撮影したり、写真を撮って送ったり、1日の出来事をまとめてメッセージで送ったりするなどしていました。

夫は模擬面接などにも参加することが難しかったので、私と娘で模擬面接を受けた内容を夫に共有したり、娘が苦手でできなかったことなどを伝えたりしていました。幼稚園受験の中で、海外にいる夫との連携というものが一番難しかったと感じております。

受験に向けた日々の生活

娘との受験に向けた日々の生活は、うまくできなくて悲しい気持ちになることもありました。しかし、娘が私と一緒に受験に向けて準備することを楽しく思ってくれていたようで、そういった面ではとても助かりました。

特に心掛けていたのは、慶楓会で教えていただいて娘ができなかったことを、家に帰ってからできるまで繰り返す、ということです。授業後に先生がフィードバックしてくださるのでとても有り難かったです。

知育の面では大きなつまづきは無かったのですが、鉄棒やクマ歩きなど身体を使うことがあまり得意ではなかったため、家に鉄棒を買い、いつでもぶら下がれるようにしたり、ボール投げの練習を毎日行っていました。公園に行くのも日課にし、遊具で体幹を鍛えたり走ったり、どんな指示行動が来てもいいように準備を進めていました。

また、娘が大好きな「食」に関するイベントを積極的に楽しむようにしていました。旬の食材を使って料理をしたり、畑で野菜を収穫をしたり、田植えや稲刈り、餅つきなど、色んな「食」に関するイベントを一緒に楽しみました。また、食事のマナーや食器の種類なども一緒に確認しながら日々を過ごしていました。

面接練習

面接練習では、自分の人生の振り返りが重要だと感じました。

受け継いでいきたいこと、自分がどうやって育ってきたか、ということを聞かれたりするので、自分の生い立ちを振り返る時間が必要でした。そのため、小さい頃の様々なエピソードを母に聞いて取得していくという準備をしていました。その上で、先生に面接練習で修正を加えていただいていました。

1校目の試験から急きょ2校目への願書提出

1校目の試験当日は、直前に仕事を終えてから学校に向かい、家族と合流するという少し慌ただしい状況でした。

また、夫が面接の質問に対してあまり答えられず、私がほとんどの質問に答えることになり、「これは不合格だな」と感じていました。面接練習を重ねたはずでしたが、夫は慶楓会の教室に実際に来た回数が圧倒的に少なかったので、やはり実際に教室に来て顔を合わせて面接練習をすることは大事だなと痛感しました。ですので、面接練習はできるだけされておくことをお勧めします。

夫が1校目の面接後、あまり話せなかったと落ち込み、急きょ2校目の願書を書き、提出することになりました。ダメ元での提出でしたが、夫は中高カトリックの学校に通っていた事もあり、その学生時代の経験を中心に願書を作成しました。そのため、2校目の面接ではその願書を元に、夫への質問がほとんどでした。

娘自身が「行きたい」といった園に

最終的に2つの幼稚園から合格をいただきましたが、娘自身が「行きたい」といった園に進むことになりました。娘が、その園の先生と自然に会話ができていたところも決め手となりました。

私自身、幼稚園受験の経験もなく仕事もしており、夫は海外駐在中という状況で「本当に合格できるのかな」と不安になった時もありましたが、先生方のご指導のおかげで無事終えることができました。

お父様からのメッセージ

娘には、素直に優しく、思いやりを持てる人間に成長してほしい、という親としての思いと方針があります。

そのため、「挨拶・感謝・謝罪が自然にできる」「相手の気持ちを理解する」「困っている人がいたら手を差し伸べる」の3つを、身に付けられるよう心掛けていました。

挨拶の習慣は親が手本を見せる必要があると思いましたので、日々のビデオ通話では「おはようございます」「こんばんは」と話しかけ、「さようなら」「おやすみなさい」で終わることを意識していました。

また、その日どんなことがあったのか、それによってどんな気持ちになったのか、今どんなことがしたいのかを会話して共感することを心掛けました。

一時帰国した際には、1冊でも多くの絵本を登場人物への感情移入をしながら一緒に読みました。また遊びの時間だけでなく、食事やお風呂などの身の回りの世話も行うことを意識していました。

本当に何も知らないところから様々なご指導をいただき、そのおかげで2つの幼稚園から合格をいただくことができました。これも、根気強く丁寧に教えてくださった先生方のおかげです。

もくじ