Sさんの合格体験談

2024年度

田園調布雙葉小学校附属幼稚園 合格

我が家の受験ルール

受験に向けて決めたルールが2つございます。一つ目は、子どもを第一に考えることです。受験によるストレスで娘の心を壊さないよう、常に娘の尊厳と笑顔を大切にしていました。子どもの幸せと心の健康が何よりも優先だと考えておりました。
二つ目は、家庭は常に子どもが安心できる場所となることです。幼稚園や慶楓会でたくさんがんばり、気を張った毎日を送る中で、家庭は娘にとって心のより所となることを目指しました。

知識や経験を積む

幼稚園の夏休み期間は、娘自身が興味を持ったことに積極的に取り組みました。
取り組みの前には予備知識を得るため、毎週図書館に足を運び、季節の伝統行事に関する絵本や紙芝居を毎回10冊程借り、寝る前の読み聞かせを習慣として取り入れておりました。その際、姿勢は必ず正すなど受験に必須となる約束を決めていました

また、夏休みに体験したこととしましては野菜収穫をしながら野菜の育ち方について学び、里山体験では竹を切って水鉄砲やおはしを削り出したりしました。その他にも地域のイベントを通して様々な人との交流を深めることにより娘の短所を克服することに繋げられました。

子どもの成長

総合クラスでは、縦割り保育の環境が譲り合う協調性や、伸びやかに自信を表現する力を身につけることができ、幼さが残っていた娘が相手の気持ちを考えられるようになり大きな成長をみせてくれました。

親子の特別な時間

父親は母親に比べて子どもと過ごす時間が少ない傾向にありますが、我が家では段ボールなどの廃材を使ったものづくりやお気に入りのお人形でおままごとをしたり、父と娘だけの特別な時間を過ごすように努めました。
特に、廃材を使ったものづくりは二人のコミュニケーションを促進し、大変絆が深まり、面接対策にも非常に役立ちました
母親とは、公園に日替わりで行くことを日課とし、近くにいる小学生をお手本に新しい学びの機会を得ることができました。知らないお友だちとの遊びでは、意地悪なことを言われたり遊びを邪魔されたりすることもありましたが、結果としては相手の気持ちと自分の気持ちを学ぶ場所となり、受験の際は感情に左右されることなく、最大限に力を発揮することができました

お父様方に向けて

まずは、志望校の教育方針を心底理解することです。佐藤先生から紹介いただいた本を読みこみ、そこから学校の求める子どもや家庭像を考え、膨らませ、面接練習や過去問に当てはめていきました。何度も繰り返し行うことで、受験に向け、その時々で何が課題であるかを明確に言語化していきました。

親としても至らない点が多く見つかり、マナーひとつを学び直し、子どもとともに成長することを楽しみながら身につけることができました。子どもにマナーやルールのお手本を示す時は、ゲーム感覚で子どもが楽しめるように工夫をしていました。

また、子どもと同時に母親の心も大事にしていました。受験における肉体的・精神的避難所となること、自己肯定感を失わせないことが大切だと思います。

万が一思うような結果にならなかったとしても、全ては父親が責任を持ち、受験勉強を通して成長できたことを家族で盛大に祝おうと考えておりました。

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