Sさんの合格体験談

2025年度

東京女学館小学校 合格

幼児教室との出会い

私達は夫婦ともに東京出身では無いこともあり、もともと小学校受験を視野に入れていたわけではありませんでした。そのため、最初は何をどう準備すればよいのか分からず、不安を抱えながらのスタートでした。

私たちが慶楓会にお世話になり始めたのは、年中の夏頃でした。当初は受験の難しさをあまり理解しておらず、「なんとかなるだろう」という気持ちでした。しかし、先生方に指導していただく中で、小学校受験の奥深さを実感し、親としても学ぶことが多かったです。

取り組んで良かったこと

実際の受験に向けて、第一志望の試験を迎える前に他の学校を受験することがとても良い経験になりました。本番の独特な雰囲気や緊張感に慣れるためにも、できるだけ多くの試験を受けておくことが重要だと感じました。我が家は合計14校に出願しました。もちろん、大変ではありましたが、それぞれの学校の特色を知る良い機会にもなりましたし、試験に対する耐性もつきました。

娘の成長を見守る中で大切にしたこと

娘は3月生まれということもあり、成長のペースが比較的ゆっくりしたタイプでした。そのため、私たちが大切にしたのは、周囲と比べずに、娘自身の良さを伸ばしていくことでした。

幼児教室を選ぶ際も、大手塾だと娘のペースが合わず、埋もれてしまうのではないかという不安がありました。慎重に選び、初めてこちらの体験授業を受けたとき、先生方の指導の仕方に驚かされました。先生は決して「できないこと」を指摘するのではなく、「今ちょうどできるようになりかけていること」を見逃さずに声をかけてくださるのです。私には気づけなかった小さな成長を、先生はしっかりと見守り、的確にアドバイスしてくださいました。「こんなふうに子どもを見てくださる先生がいるのだ」と感動し、「どこに預けるか」ではなく、「誰に預けるか」が大切だと改めて実感しました。

キャンプの経験

娘は年中の冬に4泊5日のスキーキャンプに参加しました。当初は不安もありましたが、思い切って送り出しました。結果、帰ってきたときには明らかに自信がつき、大きく成長していました。小学校受験において、ペーパー試験だけでなく、自信や精神的な成長も非常に重要だと実感しました。

その後、他のキャンプにも積極的に参加し、娘はどんどん成長していきました。面接などの場面でも、この経験が非常に役立ったと思います。

保護者課題への取り組み

教育方針や家庭の価値観について夫婦で言語化することは想像以上に大変でしたが、この課題に向き合ったことで、自分たちの考えが明確になり、面接本番で自信を持って話せるようになりました。
また、毎回の課題に対して先生からフィードバックをいただき、それを反映させることで、考えをさらに深めることができました。今思えば、このプロセスが受験を乗り越える上で非常に有意義だったと感じています。

受験を振り返って

今振り返ると、もっと早く準備を始めればよかったと感じています。学習の習慣を身につけるには時間が必要ですし、日常の中で自然に受験勉強を取り入れることが大切だと思いました。
最終的に、我が家にとって最適な学校にご縁をいただくことができました。受験を通して、子どもだけでなく、親としても大きく成長できたと感じています。

最後まで信じてついていくことの大切さ

受験を終え、合格の報告を先生にした際、「最後まで信じてついてきてくださり、ありがとうございました」とおっしゃっていただきました。私たちにとっても、最後まで先生方を信じて進んできたことが、何よりも大きな支えでした。

受験準備を進める中で、不安になることも多々ありました。「本当にこのままでいいのか?」「大手塾では、もっと先取り学習をしているのでは?」と、他のご家庭と比べて焦ることもありました。特に、大手の塾に通っているお友達が、縄跳びや鉄棒の練習を早い時期から始めているのを見て、「うちの子はまだやらなくて大丈夫なのか?」と不安になることもありました。

しかし、松下先生の指導は、焦らずにじっくり基礎を固めることを大切にされていました。「まだやらないのかな?」と思っているうちに、いざ子どもが取り組む時期になると、自然に縄跳びや鉄棒ができるようになっていたのです。子どもの発達に合わせた適切なタイミングで指導してくださるからこそ、無理なくスムーズに習得できる。それが実感できたとき、「先生を信じてよかった」と心から思いました。

慶楓会に対して

とにかく温かい幼児教室です。幼児教室の少人数制の環境や先生方の親身なサポートには、本当に助けられました。
心が折れそうな時、いつも丁寧に支えていただき、願書の取り組みを含めアドバイスをいただいたことが合格の秘訣だったと感じています。
試験直前には、先生に2時間かけて面接練習をしていただきました。直前に最終調整ができたことで、本番も落ち着いて臨めたと思います。

また、受験は個人戦になりがちですが、幼児教室の仲間(ご家庭)や先生方とチームのように一緒に頑張る雰囲気があり、心強かったです。「慶楓会ファミリー」という感覚でした。娘のペースを大切にしながら進めた受験でしたが、最後まで信じて進んでよかったと、今は心から思っています。

慶楓会に対して

お背中をピンとすることと、ご挨拶を頑張りました!

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