【コラム】分岐点〜お子様の行動の意味と、その理由〜

小さなお子様を育てるご両親様であれば、一見すると困ったお子様の行動に、一度は頭を悩ませた経験があるのではないでしょうか。

今回は、そういったお子様の行動が示す「意味」や「理由」についてお伝えしてまいります。

もくじ

気づくことが「分岐点」

私ども慶楓会0歳、1歳クラスの小さなお友達は、困難な社会情勢の中の大きな希望です。

外出するのも一苦労の乳幼児時期に、一歩外に出ればコロナ禍の心配が無いわけもなく、しかしながら、より良い育ちを願うご両親様の真摯なお気持はとても尊いものです。そして、そのお気持ちに少しでも報いたいと、教師一同全力で日々励んでおります。

鏡に自分の姿が映り、お顔を近づけ、しきりと頭をぶつけるお子様や、つかまり立ちが楽しく、立ってみては机のものを落とすお子様、つかんでは投げを繰り返すお子様など、こういった行動は大人の目線から見ると、時に困ったことのようにも見えますが、それぞれに必ず理由があります。そして、この気づきが「分岐点」です。

お子様の行動の意味

「鏡におでこをぶつける動作」からは、自分の存在を無意識に認識することから始まり、考えと動きの連動や目と手の協応動作、他者と自分との違いを認識することを獲得できます。実際におでこを赤くしながら、0歳のお子様が嬉々として集中し、繰り返すその様子は大変素晴らしいものです。赤いおでこは少々心配ではありますが、好きなだけ楽しませてあげてほしいと願うばかりです。

ものを落とす様子が楽しいのであれば、落としてもいいものを用意し、その落ちる様子から空間認識能力を獲得したり、様々な音を聴覚で楽しむことを覚えます。また、落としてほしくないものは「パパとママの大事なものはしないでね」と、幼いから仕方ないではなく、0歳1歳の今から、正しいことや守るべきお約束があることを当たり前に教えてあげてください。そうすることで、受験学年になったとき、先生の大事なお机のものを、むやみやたらに触るお子様にはきっとならないはずです。

よくあるご質問とお子さまへの接し方

お子様が「物を投げる」ということも、心配事の一つとしてよくご質問を受けますが、このコラムをお読みのご両親様なら、お答えは想像がつくのではないでしょうか。

どんなに幼くとも、例え一度でわからなくても、「投げて良いものと良くないものがある」ということや、「全ては自分がやりたいからやっていいのではなく、やりたくてもやってはいけないことがある」ということを、根気よく繰り返し、教え導くことが非常に重要なのです。

そして、わが子が巣立つために手を抜かず、されどかけすぎず、地球社会の一員として共に成長していけますよう、歩んで参りたいと願っております。

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執筆
幼稚園受験コース 主任講師
 佐藤浩子

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