2025年度
慶應義塾横浜初等部
東京農業大学稲花小学校ほか 合格
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受験を決めたきっかけ
私たちは夫婦共に会社員で、もともと私立小学校に縁があるわけではありませんでした。
しかし、私は地方の国立小学校出身で、子どもも都内の国立小学校を受験させたいと思い、年中の6月頃からお教室をいくつか見学し始めました。
その時点では幼児教室のことは知らず、大手塾に入塾しました。当初は特に不満はなかったのですが、年長になって志望校を慶應に決定した際、通っていた塾が慶應に特化していないことに気付きました。
夫婦で話し合い、「このままで良いのか?」と改めて受験対策を見直すことに。
その中で松下先生とご縁をいただき、「この先生のもとで学びたい!」と強く思い、年長7月から慶楓会にお世話になることになりました。今振り返ると、もっと早く出会いたかった!と心から思います。
慶楓会の魅力
大手塾では受験のノウハウを教えてくれるものの、子ども一人ひとりに親身に寄り添うというよりは「お客様対応」という印象でした。しかし、こちらの先生方は合格だけでなく本気で子どもの成長を考え、時には厳しく指導してくださるのが大きな違いでした。
子どもに本気で向き合い、授業中も一人ひとりに声をかけてくださる。
親としても、こうした熱意を持った先生方に出会えたことが本当にありがたかったです。
願書対策について
我が家では、願書・体操対策を夫が担当し、その他を私が担当する形で分担しました。
願書作成に関しては、松下先生の添削が素晴らしい内容で、「こんなに綺麗な日本語を使う方は初めて」と感動したほどです。表現の洗練度は上がりながらも、家族の想いはそのままに願書を完成できました。
面接対策では、慶應以外に1校だけ受けたカトリックの女子校の対策もあり、松下先生が夫にも本質的な指導をしてくださったことで、夫婦で軌道修正ができました。学校ごとに適した受け答えを意識できたのは、先生方のサポートのおかげです。教員免許を持った先生が教育の本質を押さえて、カリキュラムが組まれている点も他の教室とは違うと感じる点でした。
受験対策で特に良かったこと
1.運動習慣の徹底
運動対策は夫が主導し、毎日約2km、幼稚園までの道のりでランニングとサーキット練習を続けました。
きっかけは、娘が縄跳びを一度も飛べなかったときに、「できないからやらない」という気持ちをなくすため、家族全員で運動に取り組もうというのが始まりでした。
この習慣のおかげで、体力がついただけでなく、「逃げない心」が養われたのが大きな収穫です。
以前はペーパー問題ができないと諦めてしまうこともありましたが、運動を通じて粘り強さを身に着けることができました。
2. キャンプへの参加
娘は八丈島の5泊6日のキャンプに参加しました。親元から離れることに最初は私自身が涙していましたが、この経験を通して大きく成長しました。
また、私自身も「過保護になりすぎていた」ことを自覚する良い機会となり、子どもの自立を促す大切さを改めて学ぶことができました。
3. モチベーション管理
受験勉強において、子どものモチベーション管理はとても重要です。
我が家では、「絶対に慶應に行く!」という目標を明確に伝え、受験に対する意識をしっかり持たせるようにしました。
さらに、他の受験校についても「ここもあなたに合うから、真剣に頑張ろう!」と伝え、
常に前向きに取り組める環境を作るよう意識しました。
反省点と改善したいこと
1. 志望校の決定が遅かった
志望校を決めたのが年長の6月と遅かったため、それ以前に説明会や対策をしっかり進められなかったことが反省点です。早い段階で合同説明会などに参加し、幅広く学校を見ておけばよかったと感じました。
2. 絵画対策の遅れ
もっと早く絵画対策に取り組めばよかったと後悔しています。
娘は「テストだから描く」という意識が強く、楽しみながら描くことができていませんでした。
早い段階で慶楓会の絵画クラスを受講していれば、もっと表現力を伸ばせたのではと思います。
お子さまより
試験は絶対受かりたいと思って頑張りました。慶應に受かったときは嬉しくて飛び跳ねました。
慶應クラスで松下先生が本を読んでくれたことと、廣木先生が走る練習をしてくれたことが一番記憶に残っています。