【コラム】親子面接の心得 ~発展編~

慶楓会 幼稚園受験コース主任 佐藤です。

猛暑の夏に加え、落ち着かないコロナ対策継続の日々の中で、慶楓会の小さなお友達は公共の場では健気にマスク着脱の練習を重ねつつも、元気一杯、昆虫の話、キャンプの話、プール、花火と日焼けした顔をほころばせながら時にその姿は逞しく、大地に良い根を張りつつあることを大樹の成長のごとく、大変嬉しく感じております。

もくじ

面接に向けて

いよいよ3年保育の出願がスタートし、無事にお預かり3年保育生徒様がスタートラインに立てた安堵と共に、いざ出陣、という奮い立つ思いがあります。
親子面接練習も回を重ね、そのご家庭ならではのエピソードが仕上がり、保護者様と共に手応えを感じる喜びに安堵すると同時に、このような不安定な社会情勢の中で、ただでさえ小さなお子様の手をひき憂慮が多い中、すべての方が無事に当日を迎えられることをただただ神様に祈るばかりです。

しかしながら、決してそのようなご家庭ばかりではなく、強い思いが迷走し、せっかくのご家族様のチャームポイントが出し切れていないもどかしさを感じる時も正直あります。

陥りがちなご回答

例えば、「宗教教育についてお聞かせください」、よくある質問のなかで、ほとんどのお父様は大変正直でいらっしゃるので、「全く経験がありません。」とお答し、「娘には思いやりをもち社会の役に立つ人と成長してほしいので、是非貴園の宗教教育を家族で学ばせて頂きたい。」とお答えになるお父様。
「貴園のキリスト教育は大変素晴らしく、娘が学ぶには大変良いことだとは思いますが、私は精神科医として、多様な患者様を相手にしており、私が一つの宗教に固執するのは避けるべきとの信条があります。そこをご理解頂きたい」と、お答えになるお父様もいらっしゃいます。

どちらのお答も決して間違いではなく、むしろ正直に素直に正しいことをお伝えしたいという思いはわかります。
しかしながら、前者は、当たり前すぎて、お父様らしい唯一無二のお答とは言い難く、後者はこのお答えを面接時にされたご両親様を志望園の面接官が是非ともほしいご家庭であると思って下さるでしょうか。と問いかけたいお答であり、ある意味、相手の思いを察する、思いやりが欠けている傲慢な発言とすら私は感じます。

同様に、「夏休みお子様の成長を感じた時はどんな時ですか」の質問に、ディズニーリゾートや、ユニバーサルスタジオ、ハワイ、沖縄、どこに行こうとご家族様の自由選択ですし、先程の宗教教育と同じで、どのようなお答でも間違いではないと思います。

ただ、宗教教育と同様にそのお答えに志望園への思い、相手への敬意、思いやりがありますか。言葉を発する前に考えてみてほしいと心の底から感じます。

心得

心得1.耳を傾け、異なる価値観を受け入れた先にスタートラインがあると心に刻むことが大切です

心得2. 練習で出来ないことは本番でも困難である。今が本番と心得、常に全力で臨む姿勢を見せるのも親の努めです

執筆
幼稚園受験コース 主任講師

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