【コラム】-幼稚園別 合格者の実態に迫る- 白百合学園幼稚園に受かる子

もくじ

春の足音

立春を迎え、暦の上では春に入り、春の兆しが見え始めるころとなりました。今年は2月4日から「立春」とされましたが、2月は1年の中で一番寒さ厳しく、子供のころよく見慣れた霜柱が立つ時期でもあり、今ではほとんど聞くことすらなくなりましたが、私など足先にしもやけができ、お風呂で両親にもんでもらった記憶などが蘇る季節でもあります。

慶楓会では日頃の授業の中で、日本古来の美しさ、四季、伝統を遊びの中から楽しむことを大事とし、立春の前日「節分」を子供たちが自分で作った鬼のお面をつけ、元気よく声を張り上げ邪気払いを致しました。 なんだか楽しいを合言葉に「おしくらまんじゅうおされて泣くな」など、寒さ厳しい季節だからこその楽しみを味わっています。

幼稚園別「受かる子」 連続コラム執筆にあたり

1月末には、昨年度見事合格を手にされた卒業生4組にご来室を賜り、合格へのビクトリーロードのお話頂く新春合格者セミナーを賑やかに開催致しました。外部生徒様を含む多数の保護者様がご来室下さり、慶楓会の教室の雰囲気を体感し、卒業生の生の声を伺い、より一層現実感が増し、早速に私どもと共に歩んで下さるご決心をされたご家庭が複数あり嬉しい喜びと共に、慶楓会を卒業してからもお支え下さる卒業生のお気持ちに改めて深い感謝をここに申し上げたいと思います。

慶楓会HPにお越しいただくについて、検索ワードを辿ると「白百合学園幼稚園 受かる子」などのように、幼稚園名とともにどのようなお子様が合格しやすいのかについて関心をお持ちの方が多いようです。また、先日Instagram フォロワー1,000人達成のお礼投稿に合わせ、コラムテーマとして「これが聞きたい!」というアンケートを実施しましたところ、「私学に受かる子どもの特徴」という回答を最も多くいただきました。

そこで今回より、4回の連続コラムとして、「白百合、東洋英和、暁星、雙葉/田園調布雙葉」の4園を対象として、どのようなご家庭・お子様が合格へ導かれるのかを探ってまいりたいと思います。

今回は第1回として、白百合学園幼稚園を取り上げます。

白百合学園幼稚園の校訓

白百合学園幼稚園の校訓は「従順」、「勤勉」、「愛徳」とありますが、どれをとっても白百合らしい憧れのお嬢さま像には間違いありませんが、特に考査において私が1番重要だと感じているのは「従順」のほかないと確信しております。

慶楓会には、幅広い知見と輝かしいキャリアをお持ちの先生方が多数在籍しておりますが、白百合学園幼稚園に深い縁がある先生も複数いらっしゃいます。

私もモンテッソーリ講師として、お子さまにはいついかなる時も「見る力」「1点集中」を育みたいと考え言葉少なく、ゆっくりと子ども目線で提示しておりますが、最後まで「見る」ことが出来ないお子さまもいらっしゃいます。

この、「見る力」の育みがなければ、スタートラインにも立てないという事であり、スタートラインに立つための「1点集中」を育む土台は素直さと忍耐であり、ゆえに「従順」が何よりも大事と思うわけです。

白百合学園幼稚園志望の保護者とのご面談より

慶楓会でもご面談の際に「白百合学園には両親ともに深い憧れがあるが、わが娘は活発なので難しいと感じている」または「保育園育ちなのでお行儀が心配」「大手他塾ではまず無理と言われた」など話されるご家庭が実に多数あります。そのように話される保護者様に具体的な普段のご様子を伺うと、「お子さまの主体性」のはき違えが根本にあるのではないかと感じることがあります。

「子どもが興味のあることをとことん追求し、楽しめる環境を存分に与えてあげたい」なんとなく白百合らしい、子どもが自ら選択し「物的環境」「人的環境」を整えるとお聞きしますと、モンテッソーリ教育に類似している気持ちも致しますが、その根底に、「好きなことだけ」「子どもに無理はさせたくない。」という思いが透けて見え、所謂「環境との調和」「自我の抑制を育む」というモンテッソーリ教育の根底の解釈が課題ではないかと感じることがあります。

白百合学園幼稚園合格に関する言説

確かに白百合学園を志望するご家庭には、たった2歳のお子様が、30分間じっと静かに正しい姿勢で座る、正しく立つ、静かに待つが出来ないと合格は難しいという言説がまことしやかに語られております。そのような説は受験という点においては部分的には正しいと言えるかもしれません。

しかしながら、たった2歳のお子様が初めから静かに座れるわけがないことを理解することこそ自然の摂理であると、わが子の子育てをしてきたからこそ確固たる信念をもってお話します。そのうえで、ではどうしたら白百合学園幼稚園の求める「従順」にお話が聞ける子どもに導くことができるのか。

私もかつて大手幼児教室勤務時代に、お子様がチックになったり、頻尿になったりする姿を胸が痛む思いで幾度も見て参りました。子どもを無理に押さえつける厳しい躾では決してなく、ご両親様と私ども教師が同じ視点でのお子様へのかかわり、声かけ、日々の丁寧な人的環境こそが白百合学園幼稚園に合格する子ども像を作り上げていくのです。

白百合学園幼稚園合格に向けた、慶楓会での指導

慶楓会では、縦割り総合クラスの育みの中で、異年齢のお友達との関りから、年長者を敬い、素直に見て学び、年少者には年長者から受けた優しさを自然として差し上げる様子が実に頻繁に見られます。幼児教室にありがちな知育の授業にとどまらず、されど、長時間の楽しいだけの託児でもなく、慶楓会をご家庭と同様のもう一つのお家と考え、穏やかで丁寧な日常を過ごすことを念頭におき、遊びやお仕事を通してお子様自らものごとに関わり、小さな社会の一員として自身の行動の義務と責任を考える力を育んでいます。また、まだ途中で手が出て最後まで見れない、聞けないお子様には、主体性を尊重しつつも、小さな断絶の経験を重ねるチャンスを逃さず、教師がお子様目線でどう行動するかを提示し、たとえ2歳であろうと、何が今求められているのか、社会性の育みの中でお子様自身が試行錯誤を繰り返しながら学んでいます。慶楓会ならではの少人数制の手厚い教師陣の配置ゆえの指導と自負しております。

ご家庭への合格に向けた指導では、1次合格は当然とし、園別講習白百合では二次対策に重点を置いたカリキュラムとなっております。

「受かる子」の姿を熟知した講師の指導を通して、1月より既にスタートしております願書、面接対策の土台となる想定問答集作りなど、慶楓会独自の包括的なプログラムにより確かな合格へと導いています。

今回のコラムでは、「白百合学園幼稚園に受かる子」をテーマとして、求められるお姿をお知らせさせていただきました。実際の授業では、ここでは書き尽くすことができないさらに細やかな点に踏み込み、保護者の皆様にお伝えを行わせていただいております。

本コラムをお読みくださった皆様にも、是非とも一度、実際の授業をご体験いただきたく、体験授業をお申し込みいただけますと幸いに存じます。

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次回は、「東洋英和幼稚園に受かる子」をテーマとして、コラムをお届けいたします。

執筆
慶楓会幼稚園受験主任講師 佐藤浩子

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